Okinawa B-GO!!

沖縄県内各地で活動するバンドを紹介したり、解説したり告知したりするブログ

重なり合う3つのギター、絶妙なコーラスに心奪われる「the you」の魅力

どうもシュンです。

 

梅雨入りで髪が明後日の方向を指す今日この頃です。

 

さて沖縄狭しといえどバンドのジャンルは様々。中でもニッチな分野とされているオルタナティヴやグランジシューゲイザー、ポストエモ...。

 

今回はその中でも異彩を放つオルタナティブロックバンド「the you」について紹介します。

 

 

the you

公式サイトより

dr: 浦崎直哉 Naoya Urasaki
gt/cho : zunari
vo/gt : 伊禮勇希 Yuki Irei
ba/cho : 田川俊一郎 Shunichiro Tagawa
gt/cho : 長田聖吾 Shougo Nagata

(写真左から)

 

2004年、伊禮を中心に結成。
 
二人組ユニットから始まり、度重なるメンバーチェンジを経て3ギターの5人編成バンドとなった。

2008年に1stミニアルバムを発表して以降、2枚のミニアルバムと1枚のシングル、2枚のフルアルバムをリリース。ライブも精力的に行い、これまでに地元沖縄でオーシャンレーンブラフマンキセル等と共演。
 
2016年6月にはモンゴル最大のロックフェス、PLAY TIME FESTIVALに出演を果たす。この時にスウェーデン
The Radio Dept.とも共演を果たす。
2017年1月、新たにミニアルバム "vein" をリリース。レコ発ライブでは北谷町ライブハウスモッズを超満員にした。
また7月には、2年連続となるモンゴルPLAY TIME FESTIVALへの出演が決まっている。

公式サイトより引用(英訳は割愛)

 

音楽性・影響を受けたアーティスト

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5月7日out put共催「Vein」にて

影響を受けたアーティストは前回紹介した「アメトコトノハ」と同様GRAPE VINEから強く影響を受けているとのこと。

曲調はグランジ、UKロック、オルタナティブロックなど様々だ。

激しくかき鳴らされるシューゲイズ的な楽曲もあれば、優しい響きのバラード、展開の読めないプログレッシブなものまで、ジャンルに囚われない楽曲にギターヴォーカル(以下Gt/Vo)の伊禮の優しい歌声、そしてメロウなコーラスが特徴だ。

 

楽曲に感じられるストーリー・二面性

the youを初めて聴いた時に感じたのは曲に対するトーリー・二面性だ。

それらを感じさせる理由が3本のギターの存在とGt/Vo伊禮の歌声だ。

バンドにおいて同じ楽器が2本以上あると音の観点から扱いが難しくなってくる。

バッキングリード裏メロとパート分けは簡単かもしれないが、それぞれの役割をしっかり考えないとそれぞれがぶつかり埋もれてしまい、せっかくの楽曲の良さが伝わらない可能性が出てくる。

しかしそれを見事にまとめ上げていることでトーリーのある楽曲が生まれる。

そして歌声。どんな曲調でも伊禮の歌声は一定だ。

以前はサウンドに合わせた声を出していたらしいが、しっくりこなかったことから試行錯誤の末、今のスタイルになったのだという。

荒々しいサウンドにも優しいサウンドにも優しく語りかけるような柔らかい声、それに合わさるコーラスは聴いてる人に浮遊感を与える。

 

楽曲について

the youの楽曲は型にとらわれない事を念頭に作曲するとのこと。また鳴らすコードに対して言葉の響きにも気を付けているという。

コード進行にもセオリーがある通り、歌い出す言葉も慎重に選ぶ。それが曲にストーリー性を持たせ、独特の浮遊感を持たせていると思う。

ここで今年2月8日にリリースした新譜「vein」から何曲か紹介したい。

 

読めない展開、オリエンタルな響きが特徴の「砂漠の終わり」

2曲目に収録されている「砂漠の終わり」という曲はこのアルバムで最も印象に残った曲だ。

イントロの乾いたクランチトーンは陽炎ゆらめく砂漠がイメージできる。

奇しくもジャケットのイメージと情景が重なる不思議な曲だ(ジャケットと曲は意図したものではなかったとのこと)

 この曲は「そうきたか!」と言わせんばかりのまるで映画みたいな展開を曲だ。

実際に聞いて見て最初は驚くと思う。そして2回目はその展開にワクワクするはずだ。(解説のはずなのにリスナー任せな感じが否めないが本当に聴いてから実感してほしい!)

 

ストレートなUKロックだがドラマティックで浮遊感を感じられる「after dream」

5曲目に収録されている「after dream」と言う曲。

曲調こそストレートなUKロックといった感じだが、バッキング、リード、裏メロの音作りが非常に美しい!

さらにリードや裏メロのフレーズと歌詞(と歌声)が恐ろしいほどマッチしていて、とにかくドラマティック、とにかく反則的(ボキャブラリーが減退するほど)な曲だ。

一言で言うととにかく聴け!!と言いたくなる一曲だ。

 

5月7日 the you×out put共同企画「vein」にて

色々偉そうに書いてるが恥ずかしい話the youを見たのはこの日が初めてだ。

何が言いたいのかというと、いいバンドというのは一発で心奪われるということだ。

そして僕はこのイベントが初見で良かったと思っている。

それは10年以上の活動を経て醸成されたthe youを見ることができたからだ。ずっと見てきた人にはニワカと言われるが(それはそれで仕方ない事だと思ってる)、いいバンドには引力がある(ケンゴリアンズの時もそうだった)。

失礼な話、もし初期のthe youだったら惹かれていなかったもしれない。このイベントで彼らを知れたからこそよりthe youを知っていきたいと思った。

逆説的だがこう言うハマり方は少なくないはずだ。

 

the youの今後の活動について

the youは7月にモンゴル・ウランバートルで行われるPLAYTIME FESTIVALプレイタイムフェスティバル)に出演(2016年も含め2回目の出演!!)するとのことだ。

沖縄に留まらず海外にも活動の幅を広げる彼らを逃すのは非常に惜しいので公式WEBサイト、TwitterなどのSNSで動向をチェックしてほしい。

 

※現在クラウドファンディングにて援助募集中!!

camp-fire.jp

その他リンク

backwatersound.wixsite.com

twitter.com